カルロス・ゴーンの衝撃から見る学校の不祥事
ものすごくお久しぶりになってしまった。笑
あの日産の会長が逮捕されたニュース。私は思わず「うげげげー!」となったのですがが、妻は「何このミスタービーン」とか言っててもう世も末かt
給与を過少申告し、会社の資金を私的に使うなど不正が長期化とのニュースもあり、このあたりは会社経営などは専門ではないので割愛しますが。
ただ、不正があり役員クラスとその周辺では有名な話であったはずなのに、なぜ看過されてきたのか、これは教員の不祥事にも似たような点があると思うのです。
教員の不祥事に関する研究
不祥事に関しての研究はたくさんあるのですが、特にこのお方の論文をあげてみたい。
学校教職員の不祥事と対策について : 発生促進と抑止要因に注目して - 岡山大学学術成果リポジトリ
岡山大学の塚本千秋先生の論文です。非常に読みやすかったです。
塚本先生は「不祥事の発生要因」として「発生促進要因」を4つあげています。
(3)のように、ゴーン会長ともあろう方が企業のコンプライアンスの学習不足というのはありえないと考えられます。(1)や(2)も確信犯であることからないかと。ということで(4)の例はあてはまるのではないかと私は考えています。
ゴーン会長の権力が非常に強大になっていったのと比例して、コンプライアンス違反となっても、それを包み隠し、包み隠してやりすごせた経験が積み重なっていった、というのが私の考えるところです。
学校でもこれはあてはまるのではないかと思います。個人情報を持ち帰ってもバレなかったから次も大丈夫、USB使っても大丈夫・・・この大丈夫だったという正の経験と、いざやめてしまうと不便になってしまうという負の経験がスパイラルとなって、いざ露見したときに大変なことになっていた時すでに遅し・・・。
授業でも手抜きをする。なんとなく日々やり過ごせる。これでいいのだ・・・教員としての終焉の始まりですね。明日は我が身、他人のふり見て我がふり直せとはいい言葉だなぁと思います。